OLIVER

玉山鉄二「一人の時は、プライドを捨てて自分をいたわってほしい」

CULTURE

OLIVER読者へメッセージ「臆病な自分と向き合い、いたわってほしい」

経験を積み「ベテランに足を踏み入れている」と語る玉山。この先の20年はどんな男を目指すのだろうか。

「それが…全く“いい話”にならないんですけれど、目標は全くないんです。目標を作るのは壁に出会って乗り越えきってからだと思っています。自分に期待をしすぎると“俺もたないんじゃないかな”って思った時があった。それからはあまり自分に期待せずに、興味を持たなくなった。自分に期待してそのまま行ける人もいるけれど、逆に潰れちゃう人も日本にたくさんいるんじゃないですか。潰れない“鈍感力”は大事だと思うんですよね。

目標よりも目の前の仕事ひとつひとつをやっていく。それでいつか自分のアンテナが立ったらそこに向かっていけばいい。今はまだ何かに固執しないほうがいいと思っています。道を決めすぎるとそこから外れた時の起動修正や戻ってくるためのパワーも必要ですしね。たぶん、不器用なんだと思います」

20年弱経ってもまだまだ道の途中。玉山鉄二は肩の力を抜いて、謙虚に、客観的に、自分というものを見つめている。
「他人に対しての威勢とかプライドはあっていいと思う。自分で自分のケツを叩く、叩かなきゃいけないときが男にはある。でも、叩きっぱなしではいけない気がします。一人になった時に自分には臆病になっていい。その時に見えるものがきっとあります。自分と向き合う時にはプライドを捨てて、いたわってもいいんじゃないかなと」

「僕は歳を重ねることはカッコいいことだと思っています。年齢に逆らった“潔ぎが悪い若作り”は好きじゃない。歳を重ねた自分に似合う場所で役割を全うしたい。37歳の僕は、社会的メッセージ性が高いものに携わっていたいと思っています。どんな役柄であろうと、そのための歯車でいたいですね」


(取材・文 / 加藤由盛)
(写真 / 野呂知功〔TRIVAL〕)
Information
『亜人』 
9月30日公開

監督:本広克行
原作:桜井画門(講談社「good!アフタヌーン」連載)
出演:佐藤健、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、浜辺美波、綾野剛
(C)2017映画「亜人」製作委員会 (C)桜井画門/講談社
タグ
  • Facebook
  • Twitter
  • Google+
  • Pinterest

ARTICLES関連記事