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古谷徹(アムロ・レイ)、キャリア50年超えて「理想の自分を追いかけ続ける」

1979年に誕生して以来、数々のシリーズを生み出し、世代を超えて世界で多くのファンが存在するアニメ『機動戦士ガンダム』。その原点であるファーストガンダムを新たな解釈で描いた映像作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第5話「激突 ルウム会戦」が9月2日から9月30日まで4週間限定で劇場上映中。ファンにとっての永遠のヒーロー、ガンダムのパイロットであるアムロ・レイを演じる古谷徹に、38年間ガンダムが愛され続ける理由や仕事哲学などを聞いた。ガンダムシリーズとは古谷にとってどんな存在だったのだろうか。
『機動戦士ガンダム THE ORIGINとは』
2001年?2011年にかけて『ガンダムエース』(KADOKAWA)で連載された、ファーストガンダムのコミカライズ(全24巻)。キャラクターデザインを手がけた安彦良和氏自らが執筆し、TVアニメ版をベースにしつつ「シャア・セイラ編」などアニメではなかったエピソードも盛り込んで高い評価を得ている。この『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』シャアとセイラの過去を描いた「過去編」が2015年からOVAで映像化。

<アムロ・レイ>
ガンダムのパイロットで『機動戦士ガンダム』本編の主人公。民間人の少年だったが、偶然ガンダムに乗り込んだことをきっかけに戦争に巻き込まれていく。多くの強敵と渡り合い、物事の本質を掴む宇宙世紀の新人類“ニュータイプ”として覚醒し、その技量でシリーズを通して超人的な戦果を挙げる。

30余年の時を経て蘇るファーストガンダム「ファン目線で関わっている」

数々のガンダムシリーズに出演しているが、ファーストガンダムの映像作品としては1982年の劇場版以来、実に34年ぶりとなる。1979年に誕生して以来、古谷はガンダムに“主人公”として関わってきたが、映像の『THE ORIGIN』シリーズでは、テレビ本編の前日譚が描かれる。「アムロが主人公ではないガンダム」をどう捉えているのだろうか。

「『THE ORIGIN』のアニメ化はすべて、新たに映像化されるものです。新作のつもりで関わっています。一年戦争の前の部分として、それぞれのキャラクターの過去が描かれる。シャアが何故復讐をするようになったのか? 本来はキャスバルだったのが、シャアにどうやって入れ替わったのか? これまで謎だったことが描かれていますし、コミックに比べるとかなりアムロの出番が増えていますよね。今作(ルウム会戦)ではカイってあんなに不良だったっけ?とすごく思いましたし。自分自身もとても楽しみにしていました。コミックになかったシーンもありますから、ファン目線で楽しみながら関わらせていただいています」

「アムロがガンダムに乗り込むのは15歳。『THE ORIGIN II』では8歳、「III」で13歳でしたから。「IV」でようやく15歳になったんです。今作の「V」ではガンダムに乗る直前のストーリーです。38年前のテレビのファーストガンダムの時は、僕自身が25歳でアムロは15歳でした。10年前の自分を思い出して演じるみたいな部分があって、気持ちとしては近かったのですが、今回に関しては何十年も若返らなければいけなくて(笑)。しかもこの後アムロがどうなっていくのかすべて分かっているわけじゃないですか。まず全部リセットして、ゼロからアムロを作り出すことが必要でした。

僕自身は役として若返るために、池田さん(シャア役)のようにお酒を断ったりはしませんでしたが(笑)。幼いアムロを演じるためにはどうしても高いトーンが要求されますから、そういうフィジカルな部分をベストコンディションにもっていけるよう調整はしていました」

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