OLIVER

ロマン溢れる“クラシックメガネ”の世界 コレクター岡田哲哉【男のコレクション】

FASHION
自分の好きなものに囲まれて暮らすコレクターたち。なんとも幸せそうで、ちょっとうらやましい。今回は、日本のメガネ界にこの人あり。『グローブスペックス』代表・岡田哲哉さんのロマン溢れる“クラシックメガネ”コレクションを紹介。
今でこそ、おしゃれアイテムとして定着したメガネ。けれど、ひと昔前までは、そんな発想は皆無だった。ただの矯正器具のひとつだったメガネにファッションアイテムとしての可能性を見出し、世の中に提案し続けた岡田さん。彼のもとには、時代を越えてもなお惹きつけられる、かっこいいメガネが集まる。
きっかけは「メガネ屋に来る人が楽しそうじゃない」
大手メガネ店の店員から始まり、メガネに携わること35年。そもそもメガネに興味を持ったきっかけとは―。
1980年代当時、メガネは目の矯正のために仕方なくかけるものでした。メガネ屋も、できれば行きたくない場所だった。でも、僕はファッションアイテムとしての可能性をメガネに感じていたんです。顔の真ん中にあり、人の印象を大きく左右するものだから。医療的な面とファッション、両方を組み合わせることは僕にとってとても魅力的でした。メガネ屋さんを楽しい場所にしたいと思ったのがきっかけですね」。
大手メガネ店に入社した岡田さんは、帰国子女で英語が話せることもあり、NY支店の担当に。「アメリカに行ってみると、メガネが自分を表現するアイテムとして定着していたんです。ビジネスマンが個性を表現するためにかけていたり」。
「日本もきっとそうなるはず」と確信した岡田さんは、「自分が日本に持っていかなくては!」という使命感に燃えたという。

日本に戻った後、まだまだ厳しい環境は続いていたが、デザイン性の高い海外ブランドを日本に引っ張ってきたりと地道に提案し続けた。その兆しがようやく見え始めたのが、1990年代に入った頃。そこから“ファッションとしてのメガネ”が少しずつ定着していき、今では当たり前になった。

「店を始めた頃より、今では比べ物にならないぐらいお客さんの数が増えましたね。目が悪くなくても来てくれるようになりました。ずいぶん変わったなと思います」としみじみ。当初からの願いだった「楽しそうにメガネ屋に来てくれる」人が増えたと実感している。
タグ
  • Facebook
  • Twitter
  • Google+
  • Pinterest

ARTICLES関連記事