(更新:)
ORICON NEWS
人と一緒”に飽きた人必見 “C級スニーカー”のすすめ コレクター永井ミキジ【男のコレクション】
バルカンのオリジナルなら3000円程度で手に入るが、別ブランドの名前が付くだけで価格は上がる。その背景を知っているだけで買うときの判断材料になるし、語れるおもしろさがある。
「ソールや生地の種類が多くて300足ぐらいからオリジナルを作れるみたいで、僕もオーダーしたことがあるんです。でも途中で仲介業者が失踪しちゃったので、片足のサンプルばかり残りました(笑)。結局完成しないままです」。
履き口がヨレているのはデザインではなく、PX品ならではの理由。「売り物と違って、箱で保管されないんです。小さい袋に乱雑に詰められたまま長いあいだ放置されていたので、型が付いちゃっただけです」。そんなストーリーもネタになる。
05 学校指定靴 panther(パンサー)のデッキシューズ
06 学校ローファーの定番 BRAVAS(ブラバス)の“スニーカーローファー”
「ナイキと同じオレゴン州のブランドです。当時はナイキと並ぶぐらいの勢いで、鳴り物入りで登場したんですが、ジョギングブームの終わりと共に衰退してアメリカのAVIA(アヴィア)というブランドに吸収されてしまいました」。
「デザインが好みで、気に入って履いていました。ボロボロになったから同じ商品を探したけど、ネットなどで情報がなくて…。知り合いが雑誌に載っているとの情報をくれたので見てみたら、ノーブランドスニーカーと紹介されていました(笑)。1年以上前のバックナンバーだったのでダメもとで連絡したら、掲載されていた2色とも残っていたんです(笑)」
そして即購入。いまではオサガの靴は15足ほどに増えた。